鏡音リン・レン発売14周年にあたっての自分語り | G.C.M Records

鏡音リン・レン発売14周年にあたっての自分語り

Twitterで深夜に鏡音リン・レンの14周年(2021年12月27日)にあたって
ひっそりとツイートしていたものをこちらにもまとめておきます。


発売日である2007年12月27日に初代『鏡音リン・レン』を迎えてから、
人生が大きく変わりました。

社会人になってからはインストを年3~4曲作ってまあこんなもんかと思いきや、
なぜか翌年にボカロ曲十数曲を発表、そして初めてのCDがコンピレーションの発起人。
2008年リリース『cheeRfuL』

これは楽しすぎる世界だと思い、 企画したのが2011年の初代『kagamination』。

以降、このCD・画集企画のコンセプト「10年後」である2021年に続編を出すという事をモチベーションに、
ボカロPを続けてきました。

リアルの生活も変わりました。

2011年には会社を一度辞め、コンテンツ系の大学院に入り直しました。
2014年修了。

その後ボカロ活動での広報のためホームページ作りのスキルを磨いていたところ、
たまたまそのスキルを評価されてWeb制作の仕事も頂きました。
冗談抜きに鏡音に生かされています。

そして2021年、
なんとか長年の目標であった『kagamination2』を形にできました。

その間もボカロ・鏡音をとりまく状況は常に進化。

2007年当時のJ-POPに限界を感じたのもボカロに入ったきっかけの一つでしたが、
今やそのJ-POPはボカロ出身者らによって大いなる可能性に満ちています。

14年のボカロP活動の中で様々なボカロを歌わせてきましたが、
やはり鏡音は最大のパートナーです。

声の可能性が幅広いこと
・男女二人の声、さらにライブラリの違いにより、無限の関係性を作れること

この柔軟性が最大の魅力です。
おそらく今後もそうあり続けるだろうと思います。

ただぶっちゃけ言うと、目標をある程度達成できたのと、もはや私がいなくても鏡音は回るので、
この14年で自分のボカロPとしての使命は一通りやりきった感じはあります。
15年目から、どういう活動をしていくかはまだはっきりと決めていません。

とはいえ2022年も早々に執筆やイベント参加もありますので、慌ただしい日は続きそうです。
長年の目標からようやく解放されたので、今年は年単位でこれをやるという具体的なものではなく、

・今日を昨日よりも幸せに過ごす
・昨日できなかったことや知らなかった知識を身につけていく

というところを重視して1年過ごすことができればと思います。

自分で歌う代わりに、
いやそれ以上に音楽の可能性を表現できるのが鏡音リン・レンという存在でしょうから、
これからも彼らは私の知らない世界まで私を引っ張ってくれるのではないかと思っています。
これからもよろしくね、リン・レン。

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著者「アンメルツP」について

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