鏡音リン・レンが歌う「零和一閃」公開中! | G.C.M Records

鏡音リン・レンが歌う「零和一閃」公開中!

はじめに

鏡音リン・レンが歌う、シリアスでアグレッシブなアニソン風ナンバーを作りました。
誰かが勝てば、誰がが負ける世界。
その中でも、新しい可能性を探し続けていきましょう!

零和一閃/鏡音リン・レン by gcmstyle(アンメルツP)

https://www.nicovideo.jp/watch/sm44371825

ストリーミング配信

▼『零和一閃』KARENT配信ページ
https://karent.jp/album/4475

▼KARENT「鏡音リン・レン 17th Anniversary」
https://karent.jp/special/rinlen24

楽曲について

リンレンらしくみんなを引っ張っていく熱いナンバーで、
個人的にとても私らしい&鏡音らしい曲が作れたと思います。

「零和一閃」というタイトルには、
令和時代と「零和」(ゼロサムゲーム)を掛け合わせています。

ゼロサムゲームとは、誰かが勝つとその分だけ誰かが負ける、
つまり合計(SUM)が0になる世界のことです。

停滞した均衡の時代においては、
誰かが勝つと誰かが負けるという状況にあります。
これに対する思いを作品に込めました。

目の前の敵と争っても何も解決せず、必ず勝者と敗者が生まれ、
争いは加速します。しかし、本当の敵は目の前にいるわけではなく、
時代や自分たち自身の考え方そのものです。

それを打ち破るためには古い価値観をアップデートし、
「AかBか」という限られた選択肢ではなく、
新しい選択肢「C」もあることを考える必要があります。
そして、その二項対立から抜け出し、
みんなで協力して前進しよう
という意図があります。

常に考え続けることこそが思考停止した人々への刺激となり、
「みんなで考えろよ」というメッセージでもあります。

新しいテクノロジーの出現に振り回されず、もっと頭を使い、
テクノロジーを乗りこなしてて進むべきだという意図も含んでいます。

ここまでが表向きの意図
裏の意図もあります。

それはメタ的な視点から、
こうした「競争社会への葛藤」をテーマにした曲を、
プロセカの楽曲コンテストに応募することで「完成」させよう
というものです。

昔のボカロ界隈は、何もわからない中で
みんなで手探り状態で進んでいくという感覚がありましたが、
今ではより気軽に曲を作れるようになったことから曲の数も飽和状態にあり、
それゆえ、ボカコレ等も含めてコンテストで勝ち抜いたものが
新たなスターダムとして認められていくという、
「協力から競争へ」という流れができつつあります。

別にどちらが良いというわけではなく、私自身、
コンピCDやメドレー動画の制作、初心者向けの本の執筆、
そしてコンテストでの勝利…さまざまなことを積み重ねて現在があります。
「人生」という楽曲がプロセカに採用されていなかったら、
おそらく去年あたりから活動を大幅縮小していた
はずです。

今のやりかたが本当に適切なのかはわからない。
これからもっと技術が進めば、また変化し続けるだろう。
しかしそれでも、その先にある可能性を追い求め続ける
という、自分自身の決意表明がこの曲の奥底のメッセージです。

イラスト・動画について

イラストは「碧茶」さん、動画は「翠葉」さんに作っていただきました。
ありがとうございました!

歌詞

「零和一閃」

作詞/作曲/編曲 アンメルツP
歌:鏡音リン・レン

カラオケファイル:Piapro

ゼロをぶち壊す光を いまその手で掴み取れ
何度でも 何度でも 皆で続きを描くために


誰かが座る椅子 音立てて崩れ
限りある糧たちを 向かい合って奪い合う
持てるも持たざるも
強きも弱きも
巻き込まれるゲームに
勝利の意味を問いつつ

男女、世代、住まい、つまんない違い諍い被害火をつける
「不参戦は消されて仕方ない」良いはずないだろ!

ゼロをぶち壊す光を いまその手で掴み取れ
絶望まみれのこのセカイ 目の前ホントの敵じゃない
二項の対立トラップ乗り越え アプデを続けろ古びた価値観を
(一筋の流れ星 悲しみを照らす希望)
傷つけ合う君と僕でも共に生きていきたい
不確かなこの時代
皆で続きを描くために


昨日の栄光は明日の敗北
笑顔の勝者の裏 敗者がすすり泣いてる

あの瞬間(とき)の勝利で 僕はここにいる
それでも問い続ける その先の新たな道

欲望が生んだテクノロジー ヒトのココロ脇に引き落とし
お人好し見落とし取り残し 何処へ向かうのか?

ゼロのゲームを終わりにする 一撃ぶちかませよ
新たな未来は調和から 今こそリライト昭和カラー
勝者も敗者も抱えて次の時代へ 未来を絶対ロストしない
(不条理を打ち破れ まだ僕らは死んでない)
何もかもゼロになった夜から這い上がってきた
何度でも 何度でも 皆のセカイを作るために


傷つけ合う君と僕でも共に生きていきたい
絆とかいうありがちワード 超えたところに僕らのWorld
強きも弱きも持てるも持たざるも 全員抱いて回るToday
(悲しみの物語 夜明けへと塗り替えてく)

ゼロのゲームを終わりにする 一撃ぶちかませよ
不確かなこの時代 皆で続きを描くよ

傷つけ合う君と僕でも共に生きてください

目の前ホントの敵じゃない まだまだエンドはほど遠い
(何度でも 何度でも)

皆のセカイを作るために

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著者「アンメルツP」について

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