家で仕事をするクリエイターにオススメしたいラジオ番組【2020年版】 | G.C.M Records

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家で仕事をするクリエイターにオススメしたいラジオ番組【2020年版】

はじめに

こんにちは、ボカロPのアンメルツPです。
今回は、最近聴いているラジオの話をします。

テレワーク(リモートワーク)による在宅勤務と言ったことがしきりに囁かれる昨今ではありますが、
私は従来から家で仕事(ボカロPの活動を含む)をする機会も多く、
その際にBGMとして非常に重宝しているのがラジオです。
もちろん曲を作っている時には聴けませんが、それ以外の作業のほうが多いですので…。

もっぱら聴く手段としては「radiko」を使用しております。
常にディスプレイのうちの一つを使って、ずっとブラウザでradikoを再生している状態です。

radikoプレミアムにも加入しています。
こちらは主に夏井先生による俳句番組「夏井いつきの一句一遊」を聴くためですが。
ただ、この番組は「BGM」ではなくがっつり耳で一秒一秒チェックしないといけない、
仕事中には聴けない番組
ですので今回の趣旨とは外れます。

先月(2020年3月)までは、基本チャンネルを変えずにTOKYO FMをずっと聴いておりました。
とりわけ17時から放送される「Skyrocket Company」がお気に入りです。

TOKYO FMの好きなところは、あまりチャラくなく、みんな地に足が着いた感じで
日常のことを話してくれるということがありますが…

実はコロナが蔓延してきた時から、
それが少しだけ自分にとっては合わない方向に働いてしまいました。

一部の番組はいわゆる「普通の人」向けにシフトしてしまい、主婦の愚痴や子供向けの曲、
リモートワークが難しいというサラリーマンらの声を多く放送するようになって、
共感を狙っているつもりではあるんですが、それがNot for meになってしまいました。

というわけで4月以降自分の中でかなりラジオを聴く習慣が変わりました。
(全くTOKYO FMを聴かなくなったわけではないので、最後に同局のオススメ番組も紹介します)

在宅勤務を行っている方や、音楽を聴きながら作業をしているクリエイターの方など
是非参考になさってください。

ラジオNIKKEI第1

代わりによく聴くようになったのがラジオNIKKEI1(旧名:ラジオたんぱ)です。

休日には競馬中継をやっていることで有名なラジオNIKKEI第1ですが、
平日には基本的には「マーケットプレイス」ほか、株式の番組をずっとやっています

株のほかに、ドル円や金、原油価格とかそういった情報をやっているんですが、
基本的にそういう場だけに、
コメンテーターも現状に対して感情論で語っている人がほとんどいないのが素晴らしいです。

こんな状況の中でも頑張っている企業であるとか、注目されている業種のような
未来志向の話が多いです。

一種のギャンブルとして考える人も聴いていることは間違いないんですが、
それも基本的にみんな未来を予想しているからこそですね。

クリエイターとしてもこの先人々やビジネスがどうなっていくかを考えて、
それに向けて動いていく事ってとても大事なことだと思いますので
よく聴くようになりました。

ラジオNIKKEI第2(RaNi Music)

ただずっとお金の話を聞いていると疲れるので、
同じくラジオNIKKEIの、第2のチャンネルも同時に活用しております。

ラジオNIKKEI第2は、「RaNi Music」(ラニーミュージック) と称して
ずっとほぼ音楽しか流さないという、仕事のBGMとしてはこれ以上ないプログラム
組んでいることが特徴です。

放送時間は基本朝8時半から20時までと、平日働く時間に合わせています。
(土日は第2も競馬中継になります)

1時間の中でナレーションが入るのはほんの数分で、
プレイリストに沿った曲がずっと流れていきます。

選曲も個人的にとても心地いいです。
時間帯にもよりますが、基本は洋楽とJ-POPが半分ぐらいずつの比率になっています。

年代比としては
・ここ1年に発表された最新曲が2割
・ここ10~20年に発表された曲が6割
・ちょっと懐かしめの20世紀の洋楽やJ-POPが残り2割

という感じです。

このような感じで、プレイリストはradikoホームページ内で公開されています
このような感じで、プレイリストはradikoホームページ内で公開されています

このバランスもなかなか絶妙で、ちゃんと最新の曲もかかるようになってますし、
極端に懐古でもないけど、たまにツボに入るような懐かしい曲をかけてきます。

新しい曲を知る機会は全体的には増えたような気もします。

ジャンルもかなりバラバラではあるのですが、全体的にはハイテンションすぎず、
かといって泣かせすぎず、スタンダードなポップスが幅広くかかります。

朝~夕方の仕事のローテーションを意識したような、
作業を邪魔しない、そっと背中を押してくれるようなBGMとしての選曲
がいい感じです。
選曲者はとても良い仕事していると思います。

ニュースも他の番組だと定期的に入りますが、それは自分が情報を欲しいときに
パソコンやスマホで見れば済む話ですからね。

また上記の画像に貼った通り、radikoのホームページに行くと
1時間にごとに流れるプレイリスト全部公開しているのもいいところです。

radikoだと、いま流れている曲は常に表示&リンクが貼られるので
もともと便利ではあるのですが、
仕事に集中してて「なんとなく耳に入っていたけどすごいいい曲じゃん」という曲を
後からこのプレイリストで確認できる
ので、自分の好きな曲を逃さずチェックできます。

YouTubeプレミアムを契約しているので、
YouTube MusicやGoogle Play Musicで気になった曲を検索して高評価をして
後でじっくり聴く、ということを繰り返しています。

こういう記事を以前に書きましたが、
最近はGoogle Play MusicよりYouTube Musicの方がチェック頻度が高くなりつつあるかもしれません。

これによって、流行音楽の知識も以前よりも深められたような気がします。

今は基本的には、

・10~11時台と14~15時台にラジオNIKKEI第1
・12~13時台と16~17時台にラジオNIKKEI第2

という感じでローテーションしています。

RaNi's Monthly Playlist「元気が出るプレイリスト!!」
たまに意志が濃く反映された選曲もやってくださるのですが、
金曜日の17時台というまさにラストスパートをかける時間帯にふさわしい選曲には感動しました。

TOKYO FM「JUMP UP MELODIES TOP 20」

さてTOKYO FMですが、決して全く聴かなくなったわけではありません。

最近のお気に入りの番組としては、この2020年4月から始まった
「JUMP UP MELODIES TOP 20」という番組です。
毎週金曜日の12時~15時に放送されています。

放送作家の鈴木おさむさんと、THE RAMPAGEのメンバー陣さんの二人がパーソナリティーです。

ゲストを呼びつつのランキング音楽番組という、
この字面だけを見るとよくあるスタイルに思えますが、
このランキングの材料が「Spotifyの急上昇チャート」の週間集計なのが大きなポイントです。

普段ラジオで流れている曲とは、ちょっと違う文法の曲がかかるんですね。

「Spotifyの急上昇チャート」では、例えば…

・TikTokで話題になった曲
・テレビ番組で著名人が歌ったことで話題になっている曲
・ネットCMのBGMに起用されて話題になってる曲

など、売上だとか再生回数ではない方面から話題の曲がガンガンかかるんですね。
RaNi Musicともほとんど被りがありません。

傾向としては洋楽が多めですが、J-POPも4割ぐらいはあります。

「ネット上で流行って」といっても「自分とは少し違うクラスタのネット上」を
結構的確に拾ってくれる
のがSpotifyのチャートであるという印象を受けました。

今週(2020/4/24)放送分では、2019年リリースながらも
最近TikTokやYouTubeでの弾き語り系動画で注目されているという瑛人さんの「香水」や、

ボカロP・Ayaseさんらによるユニット「YOASOBI」の「夜に駆ける」らがランクインしていました。
(今週のチャート2位。また、Ayaseさんは同日の放送にゲストとしても出演していました)

まあそれならSpotifyに行ってバイラルチャートを直接チェックすれば
いいじゃんと思う人ももちろんいると思いますが、
この手の音楽に対して、少し解説付きで曲を教えてくれるのがいいところです。

いきなり何の文法も無いまま曲だけを聴くよりは、
「どんな理由でどんな人たちに流行っているのか」といった情報を教えてもらえると
より音楽を楽しめる
事って結構あると思います。

この番組は、まさにそんな新しい刺激を与えてくれるいいカンフル剤だと思います。

この時間帯には、長年ずっと鈴木おさむさんがメインMCを担当しているんですが、
最近は1~2年スパンで番組の内容がどんどん入れ替わっているので、
こちらの番組は長く続くことを願っております。

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著者「アンメルツP」について

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