アンメルツPは一部楽曲の著作権を部分信託しています。利用上の注意など【2024年1月現在】
目次
アンメルツP信託楽曲リスト(2024/1/7現在)
・完全数
・人生
他に、編曲のみに携わったので私は直接信託の権利に絡んでいない、
作詞・作曲ともにkorumiさんの「ユメノカケラ」があります。
経緯、楽曲利用の際の注意点など
2021年以降、アンメルツPが制作した一部楽曲の著作権については
クリプトン・フューチャー・メディアを経由して、
各種の管理団体(JASRAC、NexTone)に信託しています。
長いこと、私の楽曲は権利団体は信託していない状態で(前述の「ユメノカケラ」を除く)
全ての楽曲の権利を私アンメルツP自身で管理しておりました。
これまでカラオケ配信も無償契約でしたが、今回たまたま縁があり、
また今後ボカロPとしての活動を続けていく上でも必要なことだと思い、手続きを行った次第です。
どんな権利が信託されているかは、詳しくはJASRACとNexToneの検索システムをご覧ください。
基本的にはどの曲でも
JASRACに→演奏・貸与・放送・通カラ
NexToneに→インタラクティブ配信
を信託しています。
このうち、一般の方が楽曲を利用するうえで特に注意するべきは「演奏」となりますね。
企業主催によるすべてのイベントのほか、
個人レベルでも有料のライブなどでこれらの楽曲を演奏する場合は、
お手数ですがJASRACに楽曲使用の申請を行うようにお願いします。
会場がJASRACと契約している場合はそちらに報告をしてください。
そうすれば自由に使用して構いませんと言うか、私が拒否する権利は持っていませんので
そこら辺の申請さえしっかり頂ければ、楽曲は全く自由に使えるうえに
私や作詞のkorumiさんが、明日のご飯を食べることができます。
ご協力をよろしくお願いしますm(_ _)m
あとはインタラクティブに関する権利が、NexToneに信託されている状態であります。
インタラクティブとは要するにネット上での双方向の配信ってことなんですが、
こちらに関しても、個人レベルでは無料でこれまでと同様に勝手に派生作品なりを作ることができます。
作品まとめスプレッドシートに記載してある、【楽曲の使用について】の事項
(クレジット書いてねとか常識の範囲でお願いしますとか)を引き続き守って頂ければOKです。
この対象になるのは「企業による楽曲の商用利用」行為、要するに着うたやストリーミング配信などを
運営する企業からNexToneにお金が支払われ、そこから最終的に私あてに入ってくるという感じになりますね。
あとは上記の曲がカラオケで歌われた場合にお金が入るようになります。
実績や需要の問題もあるので、そもそも信託した全曲がカラオケで配信されるとは必ずしも限らないのですが
もしこれらの曲のカラオケ配信が開始されたら、またそのときに報告させていただきたいと思います。
後は放送権が信託されているので、テレビで好き勝手に使用することも可能となります。
もちろんテレビで使われたら(ちゃんと手続きをしていれば)お金が入ってきます。
残りの権利については引き続き私が保有しております。
そんなわけで、一般の人は「演奏」だけ気をつけて頂ければ大丈夫かと思います。
今後ともよろしくお願い致します。
著者「アンメルツP」について
アンメルツP(gcmstyle / 安溶二)
ボカロP。鏡音リン・レンなどのVOCALOID(広義)を歌わせたオリジナル曲・カバー曲を2008年から作り続けています。代表作にゲーム『プロジェクトセカイ』収録の高難易度曲「人生」、著書に『ボカロビギナーズ!ボカロでDTM入門 第二版』(インプレス)など。
音楽ジャンルに関係なく、キャラクター性を活かしたボカロ曲を制作しています。
楽曲ストリーミング配信、カラオケ配信(JOYSOUND/DAM)多数。