アメリカ人が冒頭から熱狂 2011年 初音ミク海外初ライブ「MIKUNOPOLIS」レポート(4) | G.C.M Records

アメリカ人が冒頭から熱狂 2011年 初音ミク海外初ライブ「MIKUNOPOLIS」レポート(4)

2011年6月30日から7月5日まで、公式ツアーを利用して
ロサンゼルスにて行われた初音ミクライブ「MIKUNOPOLIS in LOS ANGELES」と、
ANIME EXPO 2011に参戦してきました!

今回はそのレポート4回目。
お待たせしました、ようやくライブの本番の様子をお届けします!
果たして海外の反応やいかに…?

ANIME EXPO2日目の様子をレポートした、前回の記事はこちら。

7月2日夜 – 会場へ入場

いよいよミクライブの行われるノキアシアター前に。
開場前は人でごった返している状態、取材のカメラも相当いましたね。

ライブ開始直前のノキアシアター
ライブ開始直前のノキアシアター

入場開始のアナウンスと共に大歓声が上がる。

入口が何箇所もあって、それぞれ思い思いに列が作られるものだから
どこに並んでいいのかわからないw

まあ全席指定席だし無理に並ばなくてもいつでも入場できると思い、
列には並ばずにそのまましばらく会場周辺を散策していました。

なんと会場前で「ボーナスステージ」(オワタP)のリンレンコスを発見!
写真を撮らせていただきました。
自分が少しでも関わったものがこうして海を渡って具現化されているのを見ると
ほんと胸熱ですねこれは(^ω^三^ω^)

ところが入場時間の半分(19時45分)を過ぎても
ほとんど列に動きがないので少し雲行きが怪しくなり始める。

入場口はたくさんあるのに、これは開始時間までに確実に全員入らない…!

とりあえず見渡して、進みが若干早そうに見える列に並ぶ。
するとスタッフと思わしき人が列を真ん中あたりで区切って先導し始めたので
見失わないように集団で早歩きするw

どうやら会場の横にも入場口があったらしく、そこへの誘導でした。

というわけで開演25分くらい前に入場完了。
しっかりゲートに金属探知機とかあって持ち物をチェックされます
これが入場に時間のかかる理由ですね。

ツアー参加者は前から十数列目あたりの席があてられていました
自分の座った席はステージ向かって中央やや右より。
後ろを見回すとほとんどが現地の方で、なんだか誇らしさを感じました。

前座

前座はDANCEROIDのお二人。

「ルカルカ★ナイトフィーバー」など3曲でのダンスを披露。
この段階から既に大歓声があがっていました。

ダンスといえば少し前会場の展示で「Pop Shock Masquarade」を見ていましたが
やはり普段から練習を重ねているだけあって、キレやシンクロ具合が段違いで
流石という感じでした。

「ミクさんマジ天使」コールも現地の人完璧でしたw
キリスト教圏内で新たな天使の仲間入りを果たすミクさんぱねえ

その後案の定、入場が終わらないので開演が少し延びることに。
しかしDANCEROIDのステージ中はもちろん本公演が始まってからも
人がしばらくは客席を横切る状況が続いたのでした…。

会場19時、開演20時半というスケジュールに「随分余裕があるなあ」と
思っていたんですけどね。

ライブ本番

「ワールドイズマイン」で後ろのアメリカ人が一斉に起立

そして、いよいよライブの開始!
最初の「Project DIVA desu」からとにかく音が凄い。
巨大なホールなのに、臨場感やらキックの音圧やらがライブハウスのそれでした。

そして「ワールドイズマイン」が始まり、ミクがスクリーンに登場した瞬間…
会場を揺るがす歓声と共に後ろや2階席のアメリカ人がほぼ全員一斉に起立
これには鳥肌でした。

全曲終わったあとにスタンディングオベーションが起こったら素敵だろうなとは
思っていたのですが、ここまで凄い盛り上がりになるとは!

※繰り返しますが、これは全席指定の座席があるホールでのライブです。

むしろ座っているのが自分を含む前の列くらいで
逆にこちらが空気読めてないような感じになってしまいました。

しかし起立すると最前列になってしまうのでしばらくは座りつつ
サイリウム振り回して楽しんでいました。
(サイリウム持っていなかったのですが隣の方にお借りできました。ありがとうございました)

自分の席からだと、ミクがスクリーン左端に来たとき少し見えにくくなるかなという
印象はありましたが、それ以外は終始快適に見ることができました。

ミクはもちろん、リンレンやルカにもファンが

ライブ本体はたぶんニコ生見た人の方が程良い距離感で
冷静に実況できたんじゃないかと思いますので、以降は現地の印象を中心に。

現地の盛り上がりだと、まずやっぱり最初の衣装替えの時。
それから「ぽっぴっぽー」ですね。合いの手も完璧。

「初音ミクの消失」の後半のたたみかけによる異常な高揚感から、
転換してリンレンが登場するシーンの盛り上がりも凄かったです。

リンレンやルカにもそれぞれにしっかりとファンがついていましたね。

ずっと座って見ていましたが「右肩の蝶」「炉心融解」の2曲では
いつのまにか立ち上がって声援を送っている自分がいました。
やっぱり鏡音廃・・・

「ワールズエンド・ダンスホール」の英語版が初披露

「ワールズエンド・ダンスホール」はミク英語DBベータ版を使用した
初公開の英語版で、驚きと共にざわついていたような印象でしたね。

ちなみに翌日MIKUNOPOLISのブースにいらしたwowaka氏に伺ったところ、
翻訳者は別の方で、それをもとにwowaka氏が調声を行ったそうです。

日本語の「ホップステップ」は7文字でそのうち発音する音節は5つですが
英語の”Hop Step”は2音節だったりするので、
そこらへんはなかなか苦労するところがあったのではと想像されます。

2011年、米国、ハジメテノオト

そのまま終盤まで盛り上がりは衰えることなく加速していき終了。

アンコールでは、今まで座っていた自分周辺を含む前列もほぼ起立!
「StargazeR」の演奏にはしびれましたね。

そしてラストの、ストリングス隊を引き連れた「ハジメテノオト」には涙が…。

ミクの後ろには、ここまで4年近くシーンを支え続けてきた
幾千もの無名のクリエイター達、その心やその姿が確かに見えていました。

ツアー用のバスでそのままホテルに直接帰宅。
ホテルの部屋で携帯からTwitterで「#miku_la」のタグを巡りながら
余韻を噛み締めていました。

ただライブが終わったあともノキアシアター周辺は興奮さめやらぬ様子だったようで、
現地の人と飲んだりする方もいらしたみたく、貴重な機会なのにちょっと勿体無いことを
してしまったかな…と少し後悔しています。

次回は最終回。アニメエキスポ3日目の模様をお届けいたします。

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著者「アンメルツP」について

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